From:Flores ~死者への花束
歌:桑島法子
作詞:北川恵子
作曲:服部克久
編曲:服部克久

ちぎれた空(そら)に かざす掌(てのひら)
まっすぐに見(み)つめていた 遠(とお)い日(ひ)の陽炎(かげろう)
いつか信(しん)じた 人(ひと)の心(こころ)
(おも)い出(だ)し抱(だ)きしめても 寂(さび)しさはつのるよ

たぐりよせても見(み)えない あなたのこころ見(み)えない
ひとの想(おも)いはいつでも 流(なが)れる風(かぜ)なの
見上(みあ)げる空(そら)は何(なん)(いろ)? 一番星(いちばんほし)はどこなの?
わたしの夢(ゆめ)はいつでも 迷(まよ)い道(みち)

(かぜ)は 呼(よ)んでいる
(あか)い 花(はな)(いち)(りん)
(めぐ)り 会(あ)えるまで

茜色(あかねいろ)さす 窓辺(まどべ)にひとり
金色(こんじき)の光(ひかり)のなか ゆれていた陽炎(かげろう)
(なに)も知(し)らずに 生(い)きてゆくのは
(だれ)よりもあなたのこと 好(す)きだからできない

(かな)しみ越(こ)えて生(い)きろと 強(つよ)くわたしを抱(だ)いたわ
(ひと)の願(ねが)いを叶(かな)える 情熱(じょうねつ)のなかで
(み)つめつづける瞳(ひとみ)と 走(はし)りつづける思(おも)いと
わたしの身体(からだ)いつの日(ひ) 燃(も)えつきる?

(かぜ)は 泣(な)いているのか?
(ふか)い 闇(やみ)のなか
(なみだ) 涸(か)れるまで

(あか)い 夢(ゆめ)のなか
(こころ) 躍(おど)らせて
きっと 巡(めぐ)り会(あ)

いつか 辿(たど)り着(つ)
(とお)い 時(じ)を越(こ)
(あお)い 月明(つきあ)かり

(かぜ)は 呼(よ)んでいる

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