前陣子就在日文版看到scan檔。
該怎麼說呢……應該可以試著自己閱讀看看吧XD。
所以,整個文co過來啦~~~~~~~
台湾、「旧式ネット」健在 電脳社会(1)
原文:http://www.asahi.com/international/weekly-asia/TKY200806170221.html

■高速・無料の掲示板 大学も活用

  台湾に「PTT」という名の巨大な掲示板がある。掲示板と言っても、電子世界の中の話。パソコンを使って他人と情報交換や議論をする場のことで、BBSとも呼ばれる。

  PTTの会員は若者を中心に100万人、常時10万~15万人が接続し、テーマごとの掲示板の数は1万以上。いわば台湾版「2ちゃんねる」。新聞やテレビも閲覧専従の記者を置くほどという。しかもインターネットではなく、一昔前にはやったパソコン通信を使う点がユニークだ。

  95年に台湾大学の1人の学生が作った小さな掲示板が、いつの間にか成長した。「完全非営利の自由な電脳空間」を掲げ、サーバーなどの設備は募金と献金で調達し、同大の学生とOBのボランティア十数人で運営する。

  「シャロンさん、どうか命を大切に考えて下さい」「確かに地震は殺されたチベット僧の報い」「本当に報いを受けるのはアラブ人をいじめている米国人ではないか」先月下旬、ハリウッド女優のシャロン・ストーンさんが四川大地震をチベット騒乱と絡めて「カルマ(仏教の業)ではないか」と発言し、物議を醸した。これをめぐって、掲示板が沸いた。

  人助けにつながることもある。06年末、南部・高雄の女性が知人にメールで「失恋した。ホテルで死ぬ」と言い残して消息を絶った。2人ともPTTの会員とあって、知人は早速PTTで緊急情報を流して助けを求めた。会員たちが市内240軒のホテルに電話し、宿泊記録から女性を発見。自殺用の練炭に火をつけていた女性を救い出した。

  PTTは情報の宝庫。「美男美女」「美食」「うわさ」「プロ野球」などあらゆる話題に及ぶ3千~4千の一般掲示板と、約8千の大学・研究関係の掲示板を持つ。台湾大と協力関係にあり、大学から設備を置く場所を提供してもらう。一方、多くの先生がリポートや試験の告知、指導にその掲示板を利用する。

  台湾大のパソコン室では、3人に2人がPTTの掲示板を開いていた。カラー画像や音声はなく、黒い背景に文字情報のみが浮かぶ。同大の学生はほぼ百%、PTTのIDを持つという。

■匿名制限、マナー維持

  台湾はノートパソコンの出荷量が世界シェアの9割を超える。インターネットの普及も日本以上だ。そんなIT先進地で、過去の遺物のはずのパソコン通信BBSがなぜこれほどにぎわっているのか。

  管理者の一人で台湾大OBの高嘉瑜さん(28)は「PTTは高速、平等、無料、自由。学生は使うとすぐにハマる」。PTT内でのみ通じる独特な隠語もある。例えば他の会員に何かを調べてもらうよう頼む時、神様のように何でも調べられるという意味から「○○について『神(シェン)』して下さい」と書き込む。

  記者もPTTに加入し、掲示板の一つに「PTTの利点や好きな掲示板を教えて」との質問を出した。即座に次々と利用者の意見が届いた。

  「ネットと違って画像がないので速度が速い」「掲示板の専門性が高く、勉強や資料収集などに便利」「2ちゃんねる」のように名誉棄損や薬物売買などにつながるといった問題はないのか。管理者側によると、掲示板に書き込まれた個人情報がトラブルになるケースはあるが、事件や裁判になる例は少ないという。

  PTTの利用者はIDを取得する際に個人情報を登録するので、問題が起きれば管理者は身元をたどれる。IDの変更はできないので、一度掲示板上で信用を失うと相手にされなくなる。2ちゃんねるは匿名性ゆえに活況を呈したが、PTTは匿名性を制限してマナーの水準を維持していると言えそうだ。非営利で利用料もないので、金銭トラブルや広告メールの大量送付も回避できていると見られる。

  ネット専門家で雑誌「デジタル時代」の編集長は「PTTはパソコン通信がネット普及後も衰えなかった世界的に珍しいケース。早期に若者が好む掲示板群を作りあげたためで、若者の生活文化に欠かせない存在。今後も台湾の電脳社会で生き残るはずだ」と話している。

■歌手・陳綺貞さん 創作に向け、ファンと議論

  PTTをよく使う人気シンガー・ソングライター、陳綺貞さん(33)に聞いた。

  昨年夏のコンサートが台風にぶつかって、直前にラジオで「みんなでバイクのヘルメットをかぶってコンサートに来てよ。みんながかぶるなら私もかぶる」って、冗談半分で話したんです。それがPTTの私の掲示板でわっと広まって、その日の会場はもうヘルメットだらけ。PTTの威力を実感しました。

  PTTは創作活動にも役立ちます。自作の曲のタイトルを掲示板にあった表現を参考にしたことも。急なイベントがあれば事務所から掲示板に告知もする。ただ基本的に宣伝には使いません。

  ネットに自分のホームページもあるけど、PTTはファンの自発的なもの。私が登場すると、強烈な反応があります。ファンと創作に役立つ議論もできるし、ネットの自由な雰囲気も体験できる。間違った情報もあるけど、私をネタに楽しんでるのを邪魔したくないので口は出しません。

■キーワード「パソコン通信」

  パソコンやワープロを使って特定のサーバーと接続してデータ通信を行うサービスで、原則として特定の参加者(会員)同士の閉じたネットワーク。世界的なネットワークであるインターネットが普及する前の80年代から90年代前半に普及し、日本ではニフティなどが代表的。日本や欧米では90年代後半から次第にネットの電子掲示板に移行し、多くは姿を消した。かつてはダイヤルアップ接続だったが、現在はインターネット経由。

(台北=野嶋剛)
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